企業理念
── 存在意義 ──
企業の成長と変革の触媒となり、道徳ある経済的価値を創出する。
ビジョン
── 目指す姿 ──
企業の生産性を飛躍的に高める。
その機会を提供するインベストメント・バンクとして、
その実行を促進するアドバイザリー・ファームとして、
比類なき存在を目指す。
10の行動指針
── ガイドライン ──
当社の行動、方向性、意思決定における根底的な判断基準は、
仲間に誇れるか。
家族に誇れるか。
自分自身に誇れるか。
この基準が守られる限り、当社が道を迷うことは無く、将来に亘って、社会に付加価値を提供し続ける企業として存続できる。
これを実践するために、オンデックの10の行動指針を規定する。
企業として、当然に顧客への貢献、顧客の利益を追求する。ただし、当社は短期的・表面的な利益ではなく、中長期的・本質的な顧客の利益を追求する。それが当社自身の成功につながる。
民間企業は営利追求が目的の組織である。しかし、偉大な先人の多くが語るように、単に多くの利益を上げるのみでなく、そこに道徳ある理念が伴うことが重要である。逆に、どんなに崇高な理念・理想を掲げても、利益を生み出す力がなければ、それらが実現されることはない。長期的に社会に必要とされ、存続していく企業であるためには、倫理観と経済的価値の両輪を回転させることが必要になる。当社はその原理原則を正しく理解し、それを実践する集団となる。
当社は形のあるモノを販売する会社ではない。顧客に当社のサービスを選択してもらうためには、まず何よりも、サービスを最前線で提供する役職員と、その礎石である会社が、顧客から信用を得ることが不可欠である。そのため当社は、コンプライアンスや規則を遵守する倫理観と、その土台となる役職員個人の道徳観の醸成を重視し、揺るぎない信用を獲得する。
当社は、そのコア・コンピタンスを「クオリティ」に置く。これは当社創業来の基柱である。クオリティの維持・向上のために必要なことは、常に「今より良い方法を追求する」姿勢であり、それは、M&Aストラクチャーなどのアドバイザリー業務上の課題のみならず、ドキュメントの体裁といったユーザビリティの細部に至るまで、常に今以上のクオリティを求めて改善を繰り返す姿勢である。当社が企業として一定の規模的成長を追求する過程において、仮に規模追求とクオリティのいずれかを選択せねばならない局面に相対することがあれば、当社は迷わずクオリティを選択する。当社の役職員は、須らくこの方針に従う。
当社は、個人の能力の錬磨と共に、チームワークの向上を重視する。抜きんでた個人よりも、意欲と責任感を持ってワークするチームの方が生産性は高く、中長期的に大きな成果をあげることができる。チームワークを最大限に高めるためには、チームメンバー間の信用が重要になる。別途掲げる「信用の獲得」は、対外的な信用に留まらずチーム内においても重要であり、そのために当社の役職員は、虚偽や歪曲のない適切な報告・連絡・相談・共有を怠らない。
当社はその業務特性上、秘匿性の高い情報を取り扱うが、その情報の漏洩の防止及び目的外利用を行わないことは当然に、その発生可能性を限りなくゼロに近づけるため、会社全体で不断の努力を継続する。
当社は、業界の理念なき膨張に迎合せず、自らを律し、その健全な発展を牽引することを目指す。そのために必要なことは、当社が自信をもって「正しい」と言い切れるサービスのクオリティを保持し、その上で当社が一定の規模的拡大を図ることに尽きる。
成果を生む重要な要素のひとつに熱意がある。形ある製品を持たない当社は、顧客に貢献しうると考える提案を、熱意をもって考え抜き、考え抜いた提案の意図するところを、熱意をもって顧客に伝え切らねばならない。当社は個性や多様性を歓迎するが、熱意はすべての役職員に等しく要求する。
謙虚とは、他者の意見を素直に聞き、他の価値を正しく認め、現状に満足せず更なる高みを目指す姿勢である。実るほど頭を垂れる稲穂のように、謙虚であることは、一流になることの初歩的要件である。些細な成功に尊大になることなく、常に謙虚で自らを省みることを規範とし、個人として、企業として常に高次の向上心を持つ。
ビジネスを展開し、サービスを提供するうえで、他者の評価を得ることは極めて重要である。「他者の評価は関係ない、自身が自身をどう評価するかが重要だ」という考えが、拡大解釈される風潮が往々にしてあるが、他者に高い評価を受けることができなければ、顧客から付加価値を認めてもらうことはできない。サービスを提供する機会すら掴むことができない。当社の役職員は、他者の評価の重要性を本質的に理解し、確かなクオリティを追求するとともに、それを他者に理解してもらうための努力を怠らない。